「老朽化した屋根をリフォームしたい」
「傷んだ屋根の修理はなるべく費用をかけずにしたい」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、屋根のカバー工法の種類についてご紹介いたします。
□屋根のカバー工法のメリット、デメリットとは
屋根のカバー工法とは、古くなった屋根材の上に新しい屋根材を重ねる施工方法のことです。
カバー工法のメリットは5つあります。
1つ目は費用が抑えられることです。
屋根をすべて引き剥がす必要がないため、工事費用や人件費を大幅に抑えられます。
2つ目は工事の期間が短いことです。
カバー工法は5日から10日ほどで、葺き替え工事よりも工期が短く済みます。
3つ目は断熱性、防水性、遮音性が上がることです。
古い屋根材の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根が二重構造になります。
そのため、断熱、防水、遮音の効果があります。
雨音が気になっているご自宅には、おすすめです。
4つ目は工事の騒音トラブルが少ないことです。
屋根材を撤去しないことで、工事中の騒音やほこりが抑えられます。
近隣へ迷惑がかかりにくいです。
5つ目は古い屋根材の場合、発がん成分であるアスベストが含まれている可能性があります。
古い屋根を撤去する場合、近隣へ飛散しないよう対策を施さなければなりません。
カバー工法では、その必要はありません。
デメリットは、2つあげられます。
1つ目はカバー工法では屋根全体の重量が重くなり、揺れやすくなります。
カバー工法では、古い屋根に新しい屋根を被せる分、重量が増えて、地震の際に揺れやすくなってしまいます。
2つ目は屋根の下地材が劣化していると、カバー工法を行えないことです。
カバー工法では補修や交換、補強ができません。
□屋根材の種類について
屋根材には、ガルバリウム鋼板とエスジーエル銅板があります。
どちらも金属素材で、腐食にたえられる耐食性能が高いです。
耐食性能が高いと、赤さびと穴あきが起こりにくいです。
耐久性では、エスジーエル銅板が最も良いと言われています。
反対に最も耐久性が低いのは、トタンです。
金属屋根材には、横葺きと縦葺きの屋根材があります。
横葺きは、屋根面に対して横向きに屋根材を張り付けるタイプです。
縦葺きは、縦向きに屋根材を張り付けるタイプです。
縦葺と比べて横葺きの方が、耐風性能が高いと言われています。
□まとめ
今回は屋根のカバー方法の種類やメリットとデメリットをご紹介いたしました。
当社は屋根の劣化を防ぐ屋根塗装を実施しております。
屋根の劣化対策についてお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。