木造外壁には木造ならではの魅力があります。
一方、木造外壁のデメリットがあることも事実です。
そんな木造外壁を塗装する時に注意点を守ることで、満足できる外観を得られるでしょう。
そこで今回は、木造外壁を塗装する時の注意点と木造住宅の塗料選びのポイントについて紹介します。

□木造外壁を塗装する時の注意点とは？

木造外壁を塗装する時には、以下の5つの特徴に注意する必要があります。

・メンテナンス周期が短い
・防火性が低い
・高温多湿に対する耐性が低い
・腐食・カビ・白アリの被害
・価格が高め

木造外壁を長持ちさせるためには、定期的に保護コーティングを施す必要があります。
木材は常に膨張と収縮を繰り返すため、表面の塗装が傷みやすくなります。
また、木材は天然素材であり、窯業系や金属系のサイディングボードに比べて耐火性が劣る傾向があります。

木造外壁は水にも弱く、湿度の高い季節には特に傷みやすいというデメリットがあります。
さらに外壁材を張り替える時の木材は、1枚ずつ職人が取り扱うので工賃が高額になる傾向があります。
成形しやすいサイディングボードに比べて、木造外壁の施工には2倍近くの費用がかかることに留意しましょう。

これらの点に注意しながら、木造外壁の塗装やメンテナンスを行うことで、木材をより長く美しく保てます。
定期的な塗り直しや適切なコーティングの施工は、木造外壁の耐久性と美観を維持する上で重要です。

□木造住宅の塗料選びのポイントとは？

木造住宅の塗料選びの3つのポイントについて紹介します。

・木部用の塗料を選択する
外壁の素材や目的に合った塗料を選ぶことが重要です。
木材には木部用の塗料を選びましょう。
また、腐食や虫害を防ぎたい場合は防蟻・防腐成分が配合された塗料を選ぶと良いでしょう。

・屋外用や外部用と記載されている塗料を選択する
外壁には「屋外用」「外部用」と表示された塗料を選びましょう。
屋内用とは成分が異なるため、外壁に適した塗料を選ぶことが必要です。

・素材を考慮して選択する
素材の持ち味を生かすかどうかで塗料の選択も変わります。
木材の持つ美しい木目を生かしたい場合は、ステインなどの透明な塗料を下塗りに、色つきの塗料を上塗りに使用する方法もあります。

□まとめ

木造住宅を外壁塗装する時は、ポイントを押さえて塗料を選ぶことが大切です。
適切な塗料選びによって美しさや耐久性を確保し、木造住宅の外観を長く保てます。
専門家やメーカーのアドバイスを参考にしながら、最適な塗料を選ぶこともおすすめです。
当社はお客様の住まいの笑顔のために、丁寧な施工をお約束するのでお気軽にご相談ください。