サイディングの反りの原因とは?サイディングの反りを対処する方法を紹介します!

サイディングの反りが発生することは経年劣化の症状の1つです。
そんなサイディングの反りはどうして発生するのでしょうか。
外壁のメンテナンスをする時に、原因を知っておきたいですよね。
そこで今回はサイディングの反りが発生する原因や対処法について紹介します。

□サイディングの反りが発生する原因とは?

サイディング外壁が反っている状態は、水分を吸収して膨張することが主な原因とされます。
そこで水分を吸収して膨張する原因について2つ紹介します。

1.防水性の低下

サイディングの反りや浮きの主な原因は、吸水による膨張です。
特に一般的な「窯業系サイディング」に使用されるセメントは、吸水しやすい特性があります。

従って、外壁表面の塗装や塗膜が弱くなり防水性が低下した場合にサイディングボードは雨水や湿気を吸収して膨張します。
その後、晴れた日には日光や気温の影響で表面側から乾燥し、水分が蒸発して収縮します。この収縮により、サイディングボードの両端が反り上がり、外壁から浮いてしまうのです。

2.目地のコーキングの劣化

サイディングボード同士の継ぎ目部分には、コーキングと呼ばれる接着剤のような材料が埋め込まれています。

実際に、サイディング外壁において最も早く劣化が始まるのは、このコーキング部分です。コーキングがひび割れを起こすと、そこから雨水や湿気が侵入してきます。
その結果、サイディングボードが水分を吸収して膨張と収縮によって反りや浮きが生じます。

□サイディングの反りが発生した時はどうするべき?

サイディングの反りが発生した時の対処法は、反り具合の目安によって異なります。
この目安を参考に適切な対処法について紹介します。

・軽度な場合

サイディングがわずかに反っており手で押せば元に戻る程度の場合は、ビスを使用して対処できます。
反っている箇所に電動工具を使ってビスを打ち込み、サイディングを固定する方法です。
ただし、単にビスを打つだけでは一時的な処置に過ぎないため、外壁塗装のタイミングで一緒に修理することをおすすめします。

・重度な場合

反りが激しく、手で押し戻せない場合は、サイディングの一部を張り替える工事が必要です。

しかし、建ててから10年以上経過している時は多くの建材メーカーが製品を改良しているため、以前と同じサイディングは入手できない恐れがあります。
そのため、張り替えた部分だけが異なるデザインになってしまう可能性があるので注意が必要です。

□まとめ

サイディングの反りが軽度の場合は補修でなんとかなりますが、放っておくと劣化が進行して工事の規模が大きくなるので、早めに対処するようにしましょう。
当社はお客様にピッタリな塗装工事を提案するのでお気軽にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。【営業時間】8:00~19:00(不定休)

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