屋根塗装の前など様々なきっかけで気になってくる屋根の汚れ。
洗浄方法について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
屋根の汚れは高圧洗浄で落とすのがおすすめです。
今回は屋根の汚れを高圧洗浄で落とす際に知っておきたいポイントをご紹介します。
□高圧洗浄とは?
そもそも高圧洗浄とは、どのような洗浄方法なのかご存じでしょうか。
高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使って汚れやホコリだけでなく、カビや藻、剥がれかけた古い塗膜などを落とす洗浄方法のことを指します。
特に屋根塗装を行う際は必ず行うべき作業ですが、それにはいくつかの理由があります。
1つ目は、仕上がりの見た目が悪くなるからです。
汚れや古い塗料を残したまま新しい塗装を重ねてしまうと、仕上がりが汚くなります。
2つ目は、塗料の密着度が下がり劣化を早めてしまうからです。
洗浄せずに塗装を行うと見た目が悪くなるだけでなく、塗料の密着度にも影響が出ます。
これらの理由を踏まえると、屋根塗装を行う前には必ず高圧洗浄を行うべきということが分かります。
□屋根の高圧洗浄で必ず留意する4つのポイントを解説!
続いて、実際に屋根の高圧洗浄を行う際に知っておくべきポイントを4つご紹介します。
1つ目は、屋根本体の耐久性を下げる恐れがあるということです。
屋根の高圧洗浄では、強いパワーをもつ業務用の高圧洗浄機で汚れを削り取っています。
屋根の洗浄面に強い負荷が掛かってしまう点は否定できない事実です。
2つ目は、洗浄中に屋根を破損させてしまう可能性があるということです。
経年劣化が激しい屋根に、職人が乗って高圧洗浄の作業を行うと、踏まれたことや強い水圧によって破損してしまう恐れがありますので注意が必要です。
3つ目は、雨漏りを発生させてしまう危険があるということです。
前述のような屋根の破損に加え、下葺き材を破ってしまうとそこから雨や水が漏れてしまうことがあります。
さらに高圧洗浄では大量の水を使用するため、破損がなくとも隙間から浸水してしまうことも考えられます。
4つ目は、アスベストを飛散させる可能性があるということです。
日本の戸建て住宅に使われている屋根は、そのほとんどが石綿(アスベスト)スレート屋根だと言われています。
環境問題に厳しい国では、高圧洗浄によって破損しアスベストを飛散させる恐れから、石綿スレート屋根の高圧洗浄を一切禁止しています。
□まとめ
屋根塗装を行う前は、高圧洗浄により汚れや古い塗料を落とすことが必要です。
しかしその影響には悪いものもあり、いくつか注意しなければならないこともあります。
屋根の塗装でお困りの際には、お気軽に当社までご相談ください。