外壁のメンテナンスをご検討中の方で、外壁コーティングの寿命を知りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、外壁コーキングのメンテナンスに関する情報をご紹介します。
□外壁コーキング材の寿命
外壁コーキング材の寿命は、種類にもよりますが約5年から10年と言われています。
そもそも、コーキング材とは、外壁同士の隙間にあるゴムのことであり、クッションのような役割を担っています。
このようなコーキング材は、衝撃や振動を吸収したり雨水が室内に入るのを防ぐ役割を果たしたりしています。
また、コーキング材は大きく分けて2種類あります。
・水回り用のコーキング材
水回り用のものは油分が非常に多く含まれており、水を弾きやすいという特徴があります。
このような特徴を持つ水回り用コーキング材を外壁に使用してしまった場合、コーキングに含まれる油分が時間が経つにつれ外壁に滲み出てしまい、汚れて見えてしまうかもしれないので注意しましょう。
・外壁用のコーキング材
外壁用のものは油分があまり含まれていないため、コーキング材の上から塗装を行えるという特徴があります。
また、外壁用のものには幾つかのグレードが存在します。
耐用年数については、ポリウレタンコーキング、ウレタンコーキング、変成シリコンの順に長く、大手ハウスメーカーでは殆どがポリウレタンコーキングを使用しています。
□外壁コーキング材の寿命が切れたサインとは?
コーキング材は寿命が切れたまま放置し続けると、建物自体に大きなダメージを与える原因になります。
コーキング材の寿命が切れた際に起こる症状を幾つかご紹介します。
*肉痩せ
本来あるはずのコーキング材の厚みを出すための成分が外に溶けて出てしまって、コーキング材自体に厚みがなくなってしまった状態を指します。
大きくへこんでいなければあまり問題は無いのですが、これも寿命切れのサインです。
*ブリード現象
肉痩せと同様、コーキング材がどんどん薄くなってしまう現象です。
この現象では、コーキング材に含まれる成分が溶け出して外壁に浸透し、外壁が汚れてしまいます。
コーキング材自体というよりも、外壁に支障がでるため早めの対処が必要になります。
□まとめ
今回の記事では、外壁のコーキング材の寿命についてと外壁コーキング材の寿命が切れたサインにはどのようなものがあるのかについて詳しく解説しました。
外壁コーキングの寿命は全てが同じではないため、家のあらゆるコーキング材を定期的にチェックしておく必要があります。
外壁メンテナンスを検討されている方はぜひこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。