外壁塗装で後悔する人の共通点|よくある失敗5選をプロが解説
外壁塗装は、100万円前後かかることもある大きな工事です。
それでも数年後に
「もう剥がれてきた」
「こんなはずじゃなかった」
というご相談が少なくありません。
なぜ失敗は起こるのか。
現場で実際によく見る
外壁塗装の失敗例を、少し踏み込んでお話します。
① 安さだけで業者を決めてしまう
まず一番多いのがこれです。
外壁塗装は金額の幅が大きく、
同じ30坪の家でも数十万円差が出ます。
ではなぜ安くできるのか。
主な理由は3つあります。
・塗料のグレードを落としている
・塗布量を守らない
・下地処理を簡略化している
特に怖いのは「下地処理の簡略化」です。
高圧洗浄を短時間で終わらせる。
クラック補修を最低限で済ませる。
鉄部のケレンを軽くする。
ここは施主様からは見えません。
しかし、塗膜が長持ちするかどうかは
ほぼここで決まります。
塗装は“塗料の値段”ではなく、
“施工の質”で耐久年数が変わります。
② シーリングを増し打ちで済ませてしまう
サイディング外壁で非常に多い失敗です。
シーリングには
・打ち替え(既存を撤去して新しく打つ)
・増し打ち(上から重ねる)
の2種類があります。
では、なぜ増し打ちをするのか。
理由はシンプルです。
・手間が少ない
・撤去作業が不要
・工期が短い
・コストが抑えられる
つまり、施工側にとって楽だからです。
しかし問題はここからです。
築10年以上経ったシーリングは、
内部で硬化・破断・接着不良が起きています。
その上から重ねても、
・内部の劣化は改善されない
・新旧の接着が弱い
・必要な厚みが確保できない
・数年で再び割れる
というリスクが高まります。
特に目地は、
外壁の“防水の要”です。
ここを簡略化すると、
水がサイディングの裏に回り、
下地を腐らせる原因になります。
基本的に、築10年以上なら
原則は打ち替えが前提です。
③ 下地処理を軽視する
塗装工事の本質は、
実は“補修工事”です。
・クラックのUカット処理
・エポキシ樹脂充填
・パターン復旧
・ケレン
・錆止め
これらを丁寧に行わないと、
塗膜は長持ちしません。
どんなに高耐久の無機塗料を使っても、
下地が不安定なら意味がないのです。
10年後に差が出るのは、
この“見えない工程”です。
④ 色選びで後悔する
小さな色見本で決めてしまい、
完成後に「思ったより明るい」と感じるケース。
これは面積効果によるものです。
外壁は何十㎡という面積で見ます。
小さい見本で見るのと、
建物全体で見るのでは印象が変わります。
また、
・日当たり
・近隣とのバランス
・屋根やサッシの色との調和
も重要です。
色は流行ではなく、
10年後も飽きないかどうかで選ぶことが大切です。
⑤ 工事内容を理解しないまま契約する
「3回塗りです」と言われても、
・下塗り材は何か
・規定塗布量を守るのか
・付帯部は何回塗るのか
・保証の範囲はどこまでか
ここまで確認している方は多くありません。
見積もりは“金額”よりも
仕様の明確さを見ることが大切です。
まとめ
外壁塗装の失敗は、
・価格だけで判断する
・シーリングを増し打ちで済ませる
・下地処理を軽視する
・色を小さな見本だけで決める
・工事内容を理解しない
この5つが大きな原因です。
私たちは、
・シーリングは基本打ち替えでご提案
・下地処理を工程管理で徹底
・家全体で確認できるカラーシミュレーション
・仕様を明確にした見積書の提示
を大切にしています。
「今すぐ塗りましょう」とは言いません。
西脇市・小野市・三木市・加東市で外壁塗装をご検討中の方は、まずは現状確認だけでも大丈夫です。
本当に必要かどうかを正直にお伝えすること。
そして、やるなら10年後に違いがわかる工事をすること。
それが、私たちの考えです。