|春に慌てないための外壁セルフチェックガイド|株式会社ライフスマイル
はじめに
寒くなる前のこの時期は、外壁の状態を確認する絶好のタイミングです。
冬は気温の変化が激しく、建物の膨張・収縮が繰り返されることで、外壁やシーリング部分に負担がかかります。
「冬を越したら外壁にヒビが…」というケースも珍しくありません。
今回は、**「冬前にチェックしておくと安心な3つのポイント」**を、実際の点検の視点からわかりやすくご紹介します。
① シーリング(目地)のひび割れ・痩せ
外壁のつなぎ目や窓まわりを埋めている柔らかいゴム状の部分が「シーリング(コーキング)」です。
この部分は、家を守る“防水の要”ともいえる重要な箇所。
経年で硬くなったり、紫外線・気温変化の影響を受けて、ひび割れや隙間が生じやすくなります。
特に冬場は要注意です。
気温が下がると、シーリング材が**収縮(縮む)**し、弾力を失いやすくなります。
その結果、微細なひびが一気に広がったり、サッシとの間にすき間ができてしまうことも。
寒暖差が激しい地域では、この“冬の収縮ダメージ”が劣化の引き金になるケースが多く見られます。
✔ チェックポイント
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指で触るとパリパリに硬くなっている
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表面が細かくヒビ割れている
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壁との間にすき間がある
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雨のあと、目地まわりに黒ずみ・カビが出ている
これらはシーリングの寿命サインです。
放置すると、雨水が内部へ入り込み、木材や鉄部の腐食・カビ発生につながる恐れがあります。
寒さが本格化する前にチェックしておくことで、春先の大きな補修を防ぐことができます。
② 塗膜の膨れ・剥がれ・チョーキング
外壁の表面を守っている塗膜は、紫外線や雨風の影響を長年受けて劣化していきます。
特に冬場は、昼夜の寒暖差で塗膜と下地の間に結露が発生し、膨れや剥がれの原因になることもあります。
✔ チェックポイント
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外壁を手で触ると白い粉がつく(チョーキング現象)
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表面がふくらんでいる、または一部が浮いている
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ひび割れが塗膜だけでなく下地にまで達している
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外壁の色ムラ・ツヤのムラが目立つ
こうした症状は「再塗装のサイン」です。
軽度のうちに塗り替えを行えば、美観だけでなく防水性能も長く維持できます。
③ 雨樋(あまどい)の詰まり・変形
意外と見落とされがちなのが「雨樋」。
秋の落ち葉や砂ぼこりが詰まることで、雨水があふれ、外壁や基礎に水がかかってしまうことがあります。
冬場は気温が低く、詰まった水が凍って樋を変形させてしまうことも。
✔ チェックポイント
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樋の中に落ち葉やゴミが溜まっている
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雨が降ると樋から水があふれる
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固定金具が外れていて、樋が傾いている
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継ぎ目から水がポタポタ落ちている
樋の不調は放置すると「外壁劣化の引き金」になります。
詰まりやゆがみを見つけたら、早めに掃除や調整を行いましょう。
まとめ
冬の寒さが本格化する前に、外壁まわりを一度チェックしておくことで、
春先の大がかりな修繕を防ぐことができます。
「これって大丈夫かな?」という箇所があれば、
早めの点検やメンテナンスが“お家を長持ちさせる第一歩”です。
株式会社ライフスマイルでは、
お住まいの外壁や屋根の状態を無料で点検しております。
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